こんにちは、GIFMAGAZINE LABOの佐藤です。

このところ、「GIFアニメがブーム」と耳にすることが増えてきました。

今回は90年代の「GIF」からイメージを変えて人気が高まってきた理由や背景にあるもの、
そしてどのようなクリエイターがブームを支えているのか、という点についてお伝えします。

 

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いま何故「GIFアニメ」が注目されているのか?

皆さんは「GIFアニメ」と聞いてどのような印象を受けるでしょうか?「懐かしい」「古い」など、「最近良く聞く」など様々な声が聞こえてきそうです。GIFフォーマットは1987年に誕生し、1989年にアニメーションや透過の機能が実装されました。

アメリカの流行語大賞にあたるオックスフォード米語辞典の「Word of the year 2012」にGIFが選出されたり、2014年6月19日にはTwitterが、2015年5月29日にはFacebookがGIFアニメ再生に対応にはするなど、多くのSNSやプラットフォームでGIFアニメは流通しています。

TwitterやFacebookが対応したことにより、全米No1スポーツのNFL(アメリカンフットボール)やNBA(バスケットボール)などのスポーツ業界や、飲料やお菓子などの消費者向け製品を販売するメーカーからも注目を集めることとなりました。
長いストーリーを伝えるには長尺の動画を、シンプルな「ワン・メッセージ」を拡散するには、SNSに流通する性質を持つ短尺のGIFというように使い分けています。ファンや顧客とのコミュニケーションのためにGIFアニメを作り、自由にシェアできるようにするなど、企業からもGIFが再度注目を集めています。

「短編」「ループ」「クリックレス」が愛される理由

GIFアニメーションが再び注目を浴びた最も大きな理由として、「スマートフォンの普及」が挙げられるでしょう。
2012年頃からスマートフォンの普及と共に、デバイスや通信環境によらないGIFに注目が集まることとなりました。

それまでWEB上のリッチコンテンツはFlashや動画に支えられていましたが、iPhoneがFlashに対応しないこと、MP4ではモバイルブラウザで再生する際にクリックが必要であるなど、非常にストレスフルでした。
そこでGIFの性質である、「短編」「ループ」「クリックレス」がスマートフォンでのリッチコンテンツ閲覧体験に非常に良くマッチしました。

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GIFクリエイターが活躍する時代へ

現在、写真・スタンプ・GIF・動画など世界中の人が新たな共通言語で話すようになりました。それと同時に世界でもGIFをテーマにしたWebサイトやキャンペーンが多数立ち上がっています。
世界的にもGIPHY(GIFアニメの検索エンジン)、GIF Keyboard(GIFキーボードアプリ)が人気を得ています。日本国内だと私が運営しているGIFMAGAZINE(毎月5万作品が投稿されるGIFアニメコミュニティ)も多くの作家さんに支えられて盛上がりを見せています。
スマートフォンの登場によってWeb上のバナーとしてだけでなく、様々な広告プロモーションに活用され始めたGIFアニメ。GIFを含めた視覚的言語は、スマートフォンにとって有効なコミュニケーション手段として今後もより受け止められていくでしょう。

そしてGIFアニメは多くのクリエイターによって作られています。GIFクリエイターとし生計を立てている人だけではなく、自分の作品のポートフォリオとして見てたい映像クリエイターや、自分のキャラクターを動かしたいイラストレーター、紙ではできない”動く漫画”GIFマンガ家など様々な方がGIFアニメを作っています。

インターネットの宇宙を楽しく演出するGIFアニメ

ここまで少し堅苦しい内容になってしまいましたが、単純に「GIF」を見ることはとても楽しい体験の一つです。
インターネットの宇宙に浮かぶ星のようなもので、当然取り留めのないGIFもあれば、アート作品と言えるような美しいGIFもあります。

「GIF」というものに漂う、どこかキッチュでディープな雰囲気が心地良いのです。
動画とも違う、画像とも違う、「GIFアニメ」。宇宙を漂えばきっと、面白い作品に出会えるでしょう。
皆さんも是非、「GIF」の宇宙を体験してみてください。

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